センツフェスの企業理念
香料で再現し癒しのシーンを創造し、母子間の匂いコミュニケーションから愛を育む
私たちは、生まれたばかりの赤ちゃんの匂いが母親や周囲の大人に与えるポジティブな効果に着目し、これを再現した香料を作ることに成功しました。まだ言葉を操ることもできない赤ちゃんが母親に相互交流を求めるためのコミュニケーションツールとして用いる「匂い」は、だからこそ、私たちには心地よく愛を育む「いい匂い」に感じられるものなのでしょう。
私たちは、デリケートな周産期母子の心身を健全にたもつことを念頭に、このような生まれもっての役わりを有する「匂い」に学んで、その再現香料の未知の価値を見出し、世の中に提供しようと志しました。
私たちは、これまで、新生児に胎内での安全・安心の記憶を喚起する「母親の羊水の匂い」、また、母親にポジティブなケア情動を引き起こす「新生児の頭の匂い」の化学組成の同定を行い、世界で初めてその調香品を作って心理学的な効果を調査しました。
私たちは、研究開発事業の2本柱として「母親の羊水の匂い」と「新生児の頭の匂い」の作用の解明を進めるとともに、調香品を用いてそれらの「匂い」の作用を新生児や母親にフィードバックすることにより、周産期母子の不安やストレスの軽減・解消を目指しています。
私たちは、それらの「匂い」の作用が母子に限らず、より広く受容されるのであれば、あらゆる世代の人々にポジティブな癒しの効果をもたらし、生きがいや働きがいを高めることが期待できると考えています。
★「良い香りをこころゆくまでともに楽しむ」という願いを込めて★
社名である「センツフェス」の語源は、センツ=scent (良い香り)と、フェス=fest(楽しい集まり、祭)を結びつけたものです。
(商標登録2024-17516、国内特許出願 2021-533060)
「花やハーブや果物や森林浴の香など自然の恵みから派生した香料とは一味違った、人間が生まれつきもっていて本能に訴えかける力を持つ「良い香り」のポジティブな作用を知って、それを再現した香料商品や素材で、家庭や、地域や、社会全体を明るく楽しい集まりにしていきたい」という願いをこめて名づけました。
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JST未来社会創造事業 『 匂いによる母子間の交流を活用する安全・安心の創造』を基に、特許を活用した大学発ベンチャーとして設立されました。